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神奈川県大和市にある特定非営利活動法人フェアネットが運営している放課後等デイサービスです。

B子のこだわり [自閉症 雑文]

B子のこだわり
B子は、名刺大のカードが大好きだった。厳密には、周囲の人
はB子が大好きであると思い込んでいたし、かつこだわりでもある
と考えていた。こだわりであるということは、無理矢理、奪いさろう
とすると、パニックを起こしかねないということである。
  さて、B子がデイに通い始めて数ヶ月後、B子はカードを欲しがら
なくなった。
事例としては、B子が、カードというこだわりから、どのような関わり
の中で、変容していったのかを述べるのが本流なのだろうが、ぼくの
興味は別のところにあった。
デイサービスは、当然のごとく毎日ある。子どもが、病気や家の事情で
突発的に休むことはよくあることだが、当然、スッタフも休む。
その日はこともあろうが、複数のスッタフが休みだったのである。
その時点では、B子ちゃんは、あまり手のかからない、良い子である。
という評価を得ていた。なので「ちょっとゴメンね」という感じで、
ほっておかれる時間が長かったのである。
  B子は、ほっておかれるたびに、そのマグマを着々と溜め込んで
いたらしい。
そして、おそらくは、臨界点を超えたのであろう。
B子は「これとっていい?」と、これ見よがしに、スッタフにアピールした。
  きちんと向き合っていない、申し訳なささもあったせいか、
やっぱり、というのが、当時のぼくの感想だったと思う。
  こだわりは、人との間違った関わりの中で生まれるが、
人との適切な関わりの中で、その必要もなくなる。
 で、B子は、どうなったか?
 問答無用で、速攻でお返事をいたしました。
 「カード触る人は、◯◯なしです。」
 「カードさわりません。」とすぐに応えたB子は、とっても素敵な笑顔で即答しましたとさ。


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